第13回子育ての生態学的未来構築コロキアム(2025年7月24日開催)

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第13回子育ての生態学的未来構築コロキアム

◆日時:2025年7月24日(木) 15時00分~17時00分
◆場所:京都大学・稲盛財団記念館3F大会議室
◆形式:対面+オンライン
◆発表者:有井 晴香准教授(北海道教育大学)
◆ディスカッサント:髙村(井上) 満衣氏(ASAFAS)
◆演題: エチオピア村落の教育とジェンダーをめぐる民族誌
◆要旨: 2025年2月に刊行された拙著『それでも、彼女は学校へ―エチオピア村落の教育とジェンダー』の内容に基づき、本発表ではエチオピア西南部に暮らす少数民族マーレの女性たちが、家父長制的な社会構造のもとで自らの生をいかにして価値あるものとするのか、そこに学校教育の広がりはどのように関係するのかについて論じる。
 従来、開発の枠組みにおいて結婚や出産は女子教育を阻害する要因として考えられてきたにもかかわらず、マーレ社会においては学齢期にある子どもだけではなく、それまで教育機会を得ることがなかった既婚女性の間にも学校に通う人があらわれるようになっていた。そこで本発表では、教育に関して困難とも思える状況におかれた女性のライフストーリーに着目し、教育を受けることに対して個々の女性たちがどのような意味づけをおこなっているのか分析する。また、その解釈が翻って女性たちの社会的位置づけにどのように反映され、また女性の自律にかかわっているのかを検討する。


【Notes】
 * 講演は日本語で行われます.
 *参加費は不要です.
 * 問い合わせ 「アフリカ狩猟採集民・農牧民のコンタクトゾーンにおける子育ての生態学的未来構築」 
【プログラム事務局】
E-mail: CCI.takada.lab※gmail.com (※を@マークに変換してください)